「第58回日本女子ソフトボールリーグ」サファイアセクションは「第3節」を終了し、通算成績8勝2敗でYKKが「単独首位」に立ち、「第3節」で連勝を飾った小泉病院 Blue Arrowsが7勝3敗で2位。「第3節」終了時点ではYKKと並んで「同率首位」だったVONDS市原 Emerald Greenは、そのYKKとの「直接対決」「首位決戦」に敗れ、続く厚木SC戦も落として「まさか……」の連敗。6勝4敗となり、3位に順位を落とした。4位には4勝6敗の平林金属 Peachblossoms、5位には「ホーム」開催の「第3節」で今シーズン2勝目を挙げ、2勝8敗となった厚木SC、1勝9敗のペヤングが最下位の順で続き、レギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」を迎えることになる。
今シーズンの「最終順位」を決定する「順位決定節」は、この「第4節」終了時点の成績・順位に基づき、両セクションの「1位・2位」のチームが「Aブロック」に、「3位・4位」のチームが「Bブロック」に、「5位・6位」のチームが「Cブロック」に、それぞれ進出。「Aブロック」「Bブロック」「Cブロック」の各ブロック内で1回総当たりのリーグ戦を実施。そのリーグ戦の成績に基づき、「Aブロック」では1位・2位が「日本リーグ優勝」をかけて戦う「優勝決定戦」に進出。2位・3位のチームは「3位決定戦」に進むことになる。
同様に、「Bブロック」リーグ戦1位・2位のチームが「5位決定戦」、3位・4位のチームが「7位決定戦」を、「Cブロック」リーグ戦1位・2位のチームが「9位決定戦」、3位・4位のチームが「11位決定戦」を行い、最終順位を決定する。
このような試合方式が採用されているため、「日本リーグ優勝」を手にするためには、この「第4節」で両セクションの「2位以上」となることが絶対条件となり、「3位以下」となってしまった場合には、その時点で「優勝」の可能性が消滅する。それだけに、この「第4節」をどう戦うか……各チームにとって非常に重要な意味を持つことになる。
ここでは、プラチナセクション「第3節」での戦いを振り返り、「第4節」の行方を展望してみたい。
今シーズンの「最終順位」を決定する「順位決定節」は、この「第4節」終了時点の成績・順位に基づき、両セクションの「1位・2位」のチームが「Aブロック」に、「3位・4位」のチームが「Bブロック」に、「5位・6位」のチームが「Cブロック」に、それぞれ進出。「Aブロック」「Bブロック」「Cブロック」の各ブロック内で1回総当たりのリーグ戦を実施。そのリーグ戦の成績に基づき、「Aブロック」では1位・2位が「日本リーグ優勝」をかけて戦う「優勝決定戦」に進出。2位・3位のチームは「3位決定戦」に進むことになる。
同様に、「Bブロック」リーグ戦1位・2位のチームが「5位決定戦」、3位・4位のチームが「7位決定戦」を、「Cブロック」リーグ戦1位・2位のチームが「9位決定戦」、3位・4位のチームが「11位決定戦」を行い、最終順位を決定する。
このような試合方式が採用されているため、「日本リーグ優勝」を手にするためには、この「第4節」で両セクションの「2位以上」となることが絶対条件となり、「3位以下」となってしまった場合には、その時点で「優勝」の可能性が消滅する。それだけに、この「第4節」をどう戦うか……各チームにとって非常に重要な意味を持つことになる。
ここでは、プラチナセクション「第3節」での戦いを振り返り、「第4節」の行方を展望してみたい。
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8勝2敗 首位:YKK
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:2.06(2位) 奪三振:49(2位) 総失点:21(1位) チーム打率:3割4分9厘(1位) 総得点:64(1位) 総本塁打:8(1位) 総失策:4(1位) 守備率:0.985(1位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す 開幕連勝の好スタートを切ったYKKは、「第2節」を2勝1敗で乗り切り、通算成績4勝1敗。VONDS市原 Emerald Greenと「同率首位」に並んだものの、「第1節」での「直接対決」で勝利していたことがモノをいい、「サファイアセクション」1位で「ホーム」開催となる「交流節」を迎え、「交流節」2勝1敗。通算成績6勝2敗でVONDS市原 Emerald Greenと「同率首位」に並び、後半戦の再開「第3節」に臨むことになった。 「第3節」では、初戦でいきなり「同率首位」に並ぶVONDS市原 Emerald Greenとの「直接対決」「首位決戦」が組まれ、この大事な試合の先発に抜擢された「ルーキー」室山凛が初回に1点を失ったものの、3回表に「自慢」の強力打線が火を噴き、4本の長短打を集め、逆転。このリードを先発・室山凛、「日本一投球間隔が短くテンポの速いサウスポー」畑中萌へとつなぐ投手リレーで守り切り、2-1で勝利を収め、「単独首位」に立った。 続く平林金属 Peachblossoms戦は打線が爆発! 13安打・二桁10得点と打ちまくり、10-1で大勝し、「第3節」連勝で通算成績8勝2敗と星を伸ばし、「単独首位」でレギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」を迎えることになった。 投手陣は「日本一投球間隔が短くテンポの速い投手」畑中萌が8試合・29回2/3を投げ、4勝1敗・防御率1.42。投球回数を上回る30三振を奪う力投で「サファイアセクション」投手ランキングトップに立つ活躍。チームの「首位躍進」に貢献した。 また、まったくタイプの異なる木澤愛梨もどっしりと構え、落ち着いたピッチングで持ち味を発揮。8試合・26回1/3を投げ、3勝1敗・防御率3.19と安定したピッチングを見せ、タイプの異なる左右の「二枚看板」が「首位躍進」の原動力となっている。 打線も宮坂佑希が打率5割3分1厘・本塁打3・打点9、大内麻里奈が打率4割8分3厘・本塁打3・打点10と揃って好調! この二人が3番・4番に並ぶ「MO砲」を中心とした打線の破壊力は抜群! 「監督兼任」でチームを引っ張る青木千秋が打率3割7分5厘・打点7、「MO砲」の後を打つ前田あみも打率3割6分7厘・打点6、「チャンスメイク」を担うと同時に、下位打線がチャンスを作れば「還す役割」も果たす東郷佑実が打率3割6分4厘・本塁打1・打点10と強打者揃いの打線でチーム打率3割4分9厘・総得点64・総本塁打8といずれもサファイアセクション「No.1」となる「驚異的な数字」を叩き出している。 「第4節」では、初戦で「第3節」終了時点で7勝3敗、2位につける小泉病院 Blue Arrowsとの「首位攻防戦」が組まれ、第2戦でペヤング、最終戦で厚木SCと対戦する。 初戦の小泉病院 Blue Arrows戦が「大きな山」となるが、今シーズン最初の対戦では3-4の1点差で敗れており、ここではまず「確実に勝つこと」を最優先に考え、「勝ち星の差を保つ」「リードを保つ」ことが第一義となるが、「同率」で並ばれた場合の「直接対決」での対戦成績、得失点差での順位決定まで見据え、できることなら「2点差以上」で勝つことも視野に入れておきたい。 初戦をモノにすることができれば……サファイアセクション「首位通過」、「日本リーグ優勝」を争う順位決定節「Aブロック」進出がグッと近づく。もちろん「大一番」に勝利し、「エアーポケット」におちいってしまったり、あるいは順位決定のかかるレギュラーシーズン「最終節」となるだけに、従前にはなかった「プレッシャー」に苛まれることもあるかもしれないが……持前の「強力打線」で「暗雲」を吹き飛ばし、念願の「日本リーグ優勝」へ向け、突っ走ってほしいところだ。 「第4節」 YKK 試合予定 10月10日(金) 対 小泉病院 Blue Arrows(7勝3敗/2位)※10:00試合開始予定 10月11日(土) 対 ペヤング(1勝9敗/6位)※12:30試合開始予定 10月12日(日) 対 厚木SC(2勝8敗/5位)※10:00試合開始予定 |
![]() サファイアセクション「1位通過」をめざし、チーム一丸! ![]() 「左右の二枚看板」が揃う投手陣には安定感がある ![]() サファイアセクションNo.1の「強力打線」が火を噴くか!? |
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7勝3敗 2位:小泉病院 Blue Arrows
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:2.05(1位) 奪三振:18(6位) 総失点:26(2位) チーム打率:3割1分3厘(2位) 総得点:56(2位) 総本塁打:3(4位) 総失策:11(6位) 守備率:0.966(5位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す 小泉病院 Blue Arrowsは開幕連勝のスタート! 開幕ダッシュに成功したものの、迎えた「第2節」で躓き、1勝2敗と痛恨の負け越し。通算成績3勝2敗の3位で「交流節」に臨んだ。「交流節」は2勝1敗と勝ち越し、通算成績5勝3敗とし、迎えた「第3節」は連勝。通算成績7勝3敗とし、2位につけた。 「第3節」では、初戦で厚木SCに4-0の完封勝ち。続くペヤング戦も7-1で圧勝。5位・6位のチームとの対戦ということもあり、順当に勝ち星を重ね、通算成績7勝3敗と星を伸ばし、2位まで順位を上げてきた。 投手陣では杉本詩菜と左腕・玉田彩音の二人が「規定投球回数」をクリア。杉本詩菜が7試合・24回1/3を投げ、3勝1敗・防御率1.44の好成績を残し、左腕・玉田彩音は「第3節」での登板はなかったものの、7試合・21回2/3を投げ、1勝1敗・防御率1.62とこちらも安定した数字を残し、2位躍進のチームを支えている。 打線は打率6割6分7厘・打点4のハイアベレージでサファイアセクションの打撃ランキングトップに立つ立川夏波を筆頭に、上田爽樺が打率3割7分9厘・打点9、橋本奈津紀が打率3割7分1厘・打点3、「ルーキー」泉田美音が打率3割7分・本塁打2・打点11、守時瑞希が打率3割3分3厘・本塁打1・打点10といずれも好調を持続。チーム打率3割1分3厘と3割超えのアベレージを残している。 「第4節」では、初戦で「8勝2敗・首位」のYKK、第2戦で「6勝4敗・3位」のVONDS市原 Emerald Green、最終戦で「4勝6敗・4位」平林金属 Peachblossomsとの対戦が組まれた。 初戦で対戦する首位・YKKには今シーズン最初の対戦で4-3と競り勝っており、この試合に勝つと「同率首位」に並び、「同率」の場合の順位決定でも「直接対決での勝敗」で優位に立つ(同率で並んだ場合、同率で並ぶチームの直接対決での勝敗で順位を決定するため、YKKと同率なら「直接対決」で2勝している小泉病院 Blue Arrowsの順位が上となる)ことができる。初戦のYKK戦に勝利すれば「首位争い」は小泉病院 Blue Arrowsが有利な立場に立つことになる。 ただ……続くVONDS市原 Emerald Greenもまだまだ上位進出の可能性を残しており、小泉病院 Blue Arrowsを破り、さらなる「混戦状態」に持ち込むことを狙っているはず。今シーズン最初の「直接対決」では、2-3で敗れていることもあり、仮に初戦に勝利したとしても楽観視はできない。初戦、2戦目と「連勝」して初めて、サファイアセクション「1位通過」が見えてくる。 初戦は投手陣がどこまでYKK「自慢」の強力打線を抑えることができるかがカギとなり、2戦目のVONDS市原 Emerald Green戦は好調な打線が、VONDS市原 Emerald Greenの投手陣をいかに攻略するかが「焦点」となる。ピンチがあっても耐え忍び、チャンスを確実にモノにし、しぶとくしたたかに戦い、試合が終わったときに「相手より1点だけ多ければいい」という意識で戦いたいところ。綺麗に、カッコよく、相手を圧倒するような勝利でなくても、「終わってみたら勝っていた」という粘っこく、しぶとい戦いを展開し、勝利をモノにすることができたら……「首位進出」が現実味を帯びてくる。 もちろん最終戦の平林金属 Peachblossoms戦も仮に連勝してこの試合を迎えたとしても油断は禁物。実際、今シーズン最初の対戦では4-6で敗れている。それまでの「苦労」が水の泡となってしまうことがないよう、最後まで気を緩めることなく、全力で戦い抜く必要がある。 「第4節」 小泉病院 Blue Arrows 試合予定 10月10日(金) 対 YKK(8勝2敗/首位)※10:00試合開始予定 10月11日(土) 対 VONDS市原 Emerald Green(6勝4敗/3位)※15:00試合開始予定 10月12日(日) 対 平林金属 Peachblossoms(4勝6敗/4位)※15:00試合開始予定 |
![]() ここまで7勝3敗で2位の小泉病院 Blue Arrows。さらに「上」を狙う! ![]() 投手陣は安定感を増しており、上位進出の原動力となっている ![]() 打線は好調! 上位を争う「ライバル」たちを蹴散らすために……打って打って打ちまくれ! |
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6勝4敗 3位:VONDS市原 Emerald Green
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:2.51(3位) 奪三振:62(1位) 総失点:29(3位) チーム打率:2割3分3厘(5位) 総得点:34(4位) 総本塁打:4(3位) 総失策:9(5位) 守備率:0.966(5位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す 昨シーズン準優勝のVONDS市原 Emerald Greenは「第1節」1勝1敗のスタートとなり、「第2節」では3連勝! 通算成績4勝1敗とし、YKKと「同率首位」に並んだが、「第1節」での「直接対決」で敗れたことが響き、2位で「交流節」を迎えることになった。「交流節」は2勝1敗で乗り切り、通算成績6勝2敗。YKKと並んで「同率首位」となった。「同率首位」で迎えた「第3節」で「まさか……」の連敗を喫し、3位まで順位を落としてしまった。 「第3節」では初戦で「同率首位」に並ぶYKKと対戦。初回に吉田汐里のタイムリーで先手を奪いながら、3回表、YKKの強力打線に投手陣がつかまってしまい、4本の長短打を浴びて逆転を許し、1―2で敗れ、首位陥落。続く厚木SC戦も「首位決戦」に敗れたショックが尾を引いたか、2-3で敗れ、通算成績6勝4敗。首位争いから大きく後退する手痛い連敗を喫してしまった。 投手陣は、「エース」渡邉双葉が9試合に登板。サクション最多の48回2/3を投げ、5勝3敗・防御率2.73。西音華が5試合・18回1/3を投げ、1勝1敗・防御率1.91。ここまでの「数字」「成績」は決して悪くはないのだが……「第3節」では揃って「敗戦投手」となってしまい、星を伸ばすことができなかった。 打線ではトップバッター、あるいは3番打者としてチームを引っ張る塚本楓花が打率3割4分5厘・本塁打2・打点4と好調を持続しているが「3割打者」はこの塚本楓花一人だけ。チーム打率2割3分3厘(セクション5位)と攻撃力・得点力が不足している感は否めない。 「第4節」では初戦で平林金属 Peachblossomsと対戦。2戦目で「2位」小泉病院 Blue Arrowsとの対戦が組まれ、最終戦でペヤングと対戦する。すでに首位を走るYKKとの「直接対決」は終えており、0-9、1-2で連敗していることを考えると、現実的には「2位狙い」、今シーズン最初の対戦で3-2の1点差で勝利している小泉病院 Blue Arrowsが「具体的なターゲット」となる。それだけに……この「第4節」で組まれた小泉病院 Blue Arrowsとの「直接対決」は絶対に落とすことのできない一戦となる。好調な相手打線を投手陣が封じると同時に、打線が奮起し、小泉病院 Blue Arrowsの躍進を支えている安定感抜群の左右の両輪(左腕・玉田彩音、右の杉本詩菜)をどう攻略するかが、この試合の「焦点」となる。もちろん初戦も最終戦も取りこぼしは許されないが、やはり「2位」小泉病院 Blue Arrowsとの第2戦が「第4節」最大の山場となる。 「第4節」 VONDS市原 Emerald Green 試合予定 10月10日(金) 対 平林金属 Peachblossoms(4勝6敗/4位)※12:30試合開始予定 10月11日(土) 対 小泉病院 Blue Arrows(7勝3敗/2位)※15:00試合開始予定 10月12日(日) 対 ペヤング(1勝9敗/6位)※12:30試合開始予定 |
![]() 「第3節」で3位に転落……「第4節」での逆襲を誓う! ![]() 投手陣の踏ん張りが「2位」の座、確保のカギを握る ![]() 打線を引っ張る塚本楓花。攻撃の「起点」となることができるか!? |
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4勝6敗 4位:平林金属 Peachblossoms
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:5.17(4位) 奪三振:20(4位) 総失点:57(4位) チーム打率:2割7分9厘(3位) 総得点:45(3位) 総本塁打:6(2位) 総失策:7(3位) 守備率:0.977(3位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す 平林金属 Peachblossomsは「第1節」で開幕連敗のスタート。出足で躓いてしまい、「第2節」は2勝1敗で乗り切り、通算2勝3敗の4位で「交流節」を迎え、ここから盛り返すかと思われたが、「交流節」は1勝2敗と負け越し。通算成績3勝5敗の4位で「第3節」に臨み、「第3節」では初戦のペヤング戦は6-0で圧勝したものの、続くYKK戦は投手陣がつかまってしまい、1-10で大敗。1勝1敗で通算成績4勝6敗。4位の順位は変わらないものの、上位争いに絡めぬまま、レギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」を迎えることになった。 投手陣では、伊藝優良が6試合・26イニングを投げ、3勝1敗・防御率2.69で規定投球回数に到達。「投打二刀流」の行武唯華が規定投球回数には達していないものの、6試合・17回2/3を投げ、1勝2敗・防御率3.96。同じく「投打二刀流」の橋口紫織が8試合・19回2/3を投げ、0勝3敗・防御率8.96。投手陣が早々に相手打線につかまってしまい、序盤から大量失点という試合も多く、何とか「もうひと踏ん張り」を期待したいところ。 打線では岡田望が打率4割ちょうど・本塁打1・打点6と好調を持続。「キャプテン」森香央理が打率3割5分7厘・打点1と調子を上げ、「投打二刀流」の行武唯華が打率3割5分5厘・本塁打1・打点6、大山秋歩も打率3割3分3厘・打点6と当たっている。 「第4節」では初戦で「3位」VONDS市原 Emerald Greenと対戦。2戦目で厚木SC、最終戦で「2位」小泉病院 Blue Arrowsと対戦する。 平林金属 Peachblossoms自身が上位進出……の可能性はすでに消えているが、上位チームとの対戦が残されており、ここで順位争いをかき乱し、平林金属 Peachblossomsの「存在感」を示し、最終順位を決定する「順位決定節」へ向け、あるいは来シーズンへ向けて、「次」につながるプレーを見せ、「明るい材料」を一つでも二つでも手にしたいところだ。 「第4節」 平林金属 Peachblossoms 試合予定 10月10日(金) 対 VONDS市原 Emerald Green(6勝4敗/4位)※12:30試合開始予定 10月11日(土) 対 厚木SC(2勝8敗/5位)※10:00試合開始予定 10月12日(日) 対 小泉病院 Blue Arrows(7勝3敗/2位)※15:00試合開始予定 |
![]() 最後の最後まで……順位争いをかき乱せ! ![]() 投手陣が踏ん張れば勝利が近づく ![]() 投打の歯車を嚙み合わせ、「次」へとつながる戦いを! |
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2勝8敗 5位:厚木SC
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:6.89(6位) 奪三振:24(3位) 総失点:66(6位) チーム打率:2割3分5厘(4位) 総得点:25(5位) 総本塁打:2(5位) 総失策:4(1位) 守備率:0.985(1位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す 厚木SCは開幕連敗のスタートとなったが、「第2節」の初戦・ペヤング戦で今シーズン「初勝利」を挙げ、「第2節」1勝2敗で通算成績1勝4敗。ペヤングと「同率」で並ぶ結果となったが、「第2節」初戦での「直接対決」での勝利がモノをいい、5位で「交流節」に臨んだ。「交流節」では3連敗に終わり、1勝7敗で迎えたホーム開催となった「第3節」では初戦の小泉病院 Blue Arrows戦は0-4の完封負けを喫したものの、続くVONDS市原 Emerald Greenとの対戦では、2回表に先手を奪われながら、その裏、齋藤愛里のタイムリーで1-1の同点に追いつき、4回裏には江口奈那、松尾奈月、齋藤愛里の3連続長短打で2点を勝ち越し。3-1とリードを奪い、VONDS市原 Emerald Green必死の反撃を1点に抑え、3-2で逃げ切り。2勝目を挙げた。 投手陣では古本緋里、鈴木心菜の二人が「規定投球回数」に到達。古本緋里は10試合すべてに登板。34イニングを投げ、2勝3敗・防御率4.94。鈴木心菜も10試合すべてに登板し、24回1/3を投げ、0勝4敗・防御率8.92と少しずつではあるが確実に数字は上向いている。ただ……1試合平均2.5得点しか期待できないチームにあって、チーム防御率が6.89(1試合平均7点近いの失点を覚悟しなければならない)では「勝機」を見出すことは難しい。「第3節」のVONDS市原 Emerald Green戦のような戦い方ができれば……3勝目を挙げるチャンスも出てくる。 打線では、「移籍加入」1年目の木下奈津が打率3割6分7厘・打点3と開幕から好調を持続しているが、「3割打者」は一人だけ。「2勝目」を上げる立役者となった齋藤愛里も3割目前(打率2割9分6厘・本塁打1・打点5)までアベレージを上げてきており、その存在・活躍にも注目したいところだ。 「第4節」では、初戦でペヤング、第2戦で平林金属 Peachblossoms、最終戦で「首位」YKKと対戦する。 「第3節」で首位争いを演じるVONDS市原 Emerald Greenを破ってみせたように、レギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」でも「3勝目」「4勝目」を手にし、最後までサファイアセクションの順位争いをかき乱してほしい。最後の最後まで目の離せない戦いを演じてくれることを期待したい。 「第4節」 厚木SC 試合予定 10月10日(金) 対 ペヤング(1勝9敗/6位)※15:00試合開始予定 10月11日(土) 対 平林金属 Peachblossoms(4勝6敗/4位)※10:00試合開始予定 10月12日(日) 対 YKK(8勝2敗/首位)※10:00試合開始予定 |
![]() 「第3節」で2勝目! 「第4節」でも「勝利」をめざす!! ![]() 投手陣に「不安」があるが……徐々に改善も見られる ![]() 厚木SC「らしさ」全開の試合を期待! |
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1勝9敗 6位:ペヤング
第3節終了時点チーム成績
チーム防御率:5.75(5位) 奪三振:20(4位) 総失点:61(5位) チーム打率:1割9分4厘(6位) 総得点:8(6位) 総本塁打:0(6位) 総失策:8(4位) 守備率:0.972(4位) ※( )内数字は「サファイアセクション」6チームでの順位を示す ペヤングは昨シーズン開幕から勝ち星なしの12連敗。開幕から13試合目、レギュラーシーズン最終戦でようやく初勝利を挙げたが、今シーズンは「開幕」となる「第1節」で早くも「1勝」を挙げ、1勝1敗。開幕から連敗の続く「いつものパターン」から脱却したかに見えたが……。「第2節」では無念の3連敗を喫し、通算成績1勝4敗。厚木SCと「同率」に並んだが、「第2節」初戦、厚木SCとの「直接対決」を落としたことが響き、6位で「交流節」を迎えることになった。「交流節」では勝ち星なしの3連敗。1勝7敗で迎えた「第3節」も連敗を喫し、「第1節」2戦目で今シーズン初勝利を挙げて以来、勝ち星なしの8連敗で通算成績1勝9敗。レギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」で2勝目を挙げたいところだ。 投手陣は「エース」平山綾乃が10試合すべてに登板し41回1/3を投げ、1勝5敗・防御率6.10。その他、齋藤南美が6試合・16イニングを投げ、0勝2敗・防御率3.50、上田弓月が3試合・8回1/3を投げ、0勝2敗・防御率9.24。「エース」平山綾乃の成績も徐々に下降線を辿っているのだが……それに代わる存在、人材が「いない」というのが現実だ。 打線では「キャプテン」釣春香の打率2割9分が最高の数字で、「3割打者」は一人もいない状況。チーム打率もついに2割を切ってしまい、1割9分4厘・総得点8・総本塁打0はいずれもサファイアセクション「ワースト」の数字。ここまで10試合を終え、チームの総得点が「8」と1試合平均「1点」に満たない状況では「勝機」を見出すことは難しい。 「第4節」では、初戦で厚木SC、第2戦で「首位」YKK、最終戦で「3位」VONDS市原 Emerald Greenと対戦する。 初戦の対戦相手・厚木SCは投手陣に悩みを抱えており、ペヤングが先手を取るような試合展開になれば面白い。2戦目、3戦目は上位チームとの対戦となるが、ここでも上位チームに一泡吹かせるような試合を期待したい。 「第4節」 ペヤング 試合予定 10月10日(金) 対 厚木SC(2勝8敗/5位)※10:00試合開始予定 10月11日(土) 対 YKK(8勝2敗/首位)※12:30試合開始予定 10月12日(日) 対 VONDS市原 Emerald Green(6勝4敗/3位)※12:30試合開始予定 |
![]() レギュラーシーズン「最終節」となる「第4節」で「2勝目」をめざすペヤング ![]() 「エース」にかかる負担は大きいが……もうひと踏ん張りを期待 ![]() 得点力不足を解消し、勝利をめざせ! |





















